試合で100%の力を出し切るスイングの作り方
本日のテーマは、

『素振りを改善して
 打撃を上達させる方法』

についてです。


実際に読者様より頂いた
ご質問に関して、
篠塚さんならではの鋭い視点から
解説して頂きました。


お子様のためにも、
ぜひ最後までご覧ください。


==以下、篠塚さんの解説=============


おはようございます。
本日も解説を行っていきます。


先日質問を受けた
野球少年のスイングが
印象的だったので、

本日は

『素振りを改善して
 打撃を上達させる方法』

について
お話したいと思います。


その少年は試合で強い打球を
打てないことに悩んでいたのですが、


見てみると素振りの段階で
力が伝わりにくい振り方に
なってしまっていたのです。


そういった場合には
素振りから修正していくことが
上達への近道です。


そこで、素振りの段階から
100%の力を出し切るために

“素振りをする意識”
“ステップの踏み出し方”

という2点について、
解説を行っていきます。


是非ご覧になって、
練習から意識して下さいね。


まず、基本ではありますが、

“実際にボールを打つように
 身体の張りを感じながら
 スイングで力を出し切る”

という意識が素振りでは、
非常に重要になってきます。


50%くらいの力で
意識しながらバットを振るのは、
完全にフォームが
出来上がってからですね。


何故かというと、
漫然とバットを振るだけでは、
いわゆる軽いスイングになり、
力が出し切れないからです。


ヘッドスピードがあがらず
インパクト時に強い力が
かからないため、
遠くへ飛ばすのが
難しくなってしまうのです。


そこで、素振りの時に
ぜひ意識して欲しいのが

『インパクトする地点に
 固い棒が刺さっている』

というイメージを持って、
スイングをすることです。


「その棒を折ってやる!」
という意識で力を入れると、

上手くインパクトする瞬間に
100%、120%の
力を出し切れると思います。


本番だけ強く振ろうとしても、
中々上手くはいきません。


遠くへ飛ばすために、
思い切り力を入れて
バットを振ることを
練習から身体に
しみこませましょう。


また、2点目は

“ステップの踏み出し方”

についてです。


スイングするときの
タイミングを

1、振り出した瞬間
2、体重移動の最中
3、踏み出した後

という3つに
分けて考えましょう。


お子さんのステップを
上のタイミングに当てはめた時、
どの段階で振り出していますか?


1で振り出しているようだと
ステップが早すぎて
力が出し切れません。


普通のスイングでは
2の時点で振り出しますが、
1の状態でステップしてしまうと、
足が早く出過ぎてしまいます。


結果として、

●体重が乗せられないので、
 力が逃げてしまう
●身体の勢いがつかず、
 上半身の力だけで
 スイングしてしまう

というようになり、
強い打球が打てないのです。


お子さん自身も腕だけで
ボールを打っているので、

「腕が痛いな」
「ボールが重い」

という感覚を
持ってしまうと思います。


トップを作ってから、

◆上半身を腰ごと
 ピッチャーに向かって
 ステップをする
◆そこから2のタイミングで
 スイングをし出す

という形でやってみてください。


足を上げた角度を崩さないで
ステップする感覚を持てば、
スイングは自然と出てくるはずです。


本日は、

“素振りをするときの意識”
“ステップ足の出し方”

についてお話をしました。


まずは、

・力を出し切る意識を持って
・自分の体重が
 ボールに伝わるように

素振りを行ってみて下さい。


まずは良い素振りをすることが
バッティング上達の第一歩です。


本日の内容が
少しでもお役に立てば幸いです。


是非試してみてくださいね。


===============ココまで======


程塚 守 返信数:0 更新日:2016/6/22 8:45 / 投稿日:2016/6/22 8:45